適者生存の研究室

普通の大学生が現代社会での生き方を模索する研究所

バブルの遺産?スキー場ホテルの夏場営業はどうなっているか

Introduction

 

皆さん夏場のスキー場には行ったことがあるだろうか。当然夏には雪は残っていないので普通の人は行くことがないだろう。

 

では冬場のスキー場のホテルはどうだろうか。これも同じ理由でほとんど人は恐らく行ったことがない。

 

無論山の中にあることが多いのでアクセスはすこぶる悪く、スキー以外の目的で行くことはないであろう。

 

 

そんな客足が遠のくと思われる夏の季節、スキー場のホテルは何をしているのだろうか。

 

 

そもそもスキー人気の拡大は1980年〜1990年の間に起こったものである。

特に1987年の映画「私をスキーに連れてってのヒットとバブルの好景気により一大ブームを巻き起こしたのは記憶に新しい。  

 

 

記憶に新しいと書いたものの、僕はまだその当時生まれてすらいない。一体誰目線で書いているのだろうか。

 

 

バブルの崩壊と共にスキーブームは終わりを迎え、次第にスキー人口は減っていった。

 

その結果現在のスキー場もいくつかはバブルの遺産となってしまい、冬場になっても使われないものが存在する。これはスキー場ホテルについても同じことが言える。

 

 

 

そんなスキー衰退の中、夏場変わった方法で人を集めているホテルの存在を知ることになったので報告させて頂く。

 

 

長野県の志賀高原にあるスキー場

 

僕は現在大学の軽音部に所属している。軽音部でありながら毎年夏には合宿が行われる。

 

Q.どこで?

 

A.長野県

 

 

ちょっと待て、なんでそんな山奥で軽音の合宿なんてやるんだ。ていうか軽音部の合宿って何なのか。

 

 

スポーツ系のサークルが夏場長野県などの山地、いわゆる避暑地で合宿を行うのは分かる。

 

 

だが軽音部が山にこもって合宿を行うの全くもって理解出来ない。

そもそも僕達はライブハウスやスタジオで演奏をしているのだから暑さとは無縁の生活を送っている。  

 

 

そう思っていた1回生の夏、合宿が始まる。

 

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ここが僕達の合宿場となったホテルである。

 

このホテルが建てられたのはちょうどスキーブームの頃だろうか。外見は少し古びた感じが伝わってくる。

 

 

ちなみにこの付近には営業していないホテルが無数に存在する。

 

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これ極端な例であるが廃墟ホテルとなってしまったものの中にはこのように荒らされてしまったり、心霊スポットとして扱われている場所もある。

 

これこそまさにバブルの負の遺産と言える。

 

そしてスキー場付近、

 

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果たしてこのリフトは冬場動いているのだろうか。このリフトがどこへ向かっているのか、それすら分からなかったが少なくとも数十年前の物であることが金属の錆び具合から分かった。

 

見晴らしは良い。

 

 

 

ホテルへと戻る。

先ほど説明したように僕達はテニス部でもなければゴルフ部でもない。ましてはスキー部でもない。 

 

 

何故こんなところで軽音部が合宿を行っているのか?

 

 

その答えの鍵となるのが宿舎近辺に無数に建てられている小屋のような建物。

 

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実はこの建物の部屋1つ1つにスピーカーやアンプが置かれており、練習が行えるスタジオとなっているのである。  

 

しかもこんな感じの部屋がこのホテルには10数個存在する。

 

 

本当にこの建物はスタジオを作るために建てられたのだろうか、防音機能はあまり良くない。

 

それとも宿泊施設の一部、もしくは従業員用の施設を改良したものなのだろうか。真相は不明である。

 

 

防音機能が良くないと言っても近辺には何も無いのでそんなもの必要ないと言えば必要ない。

 

 

ちなみにこのスタジオ深夜でも練習することがホテル側から許可されている。24時間爆音で練習出来る、最高にロックだ。

 

 

別に僕の所属する軽音団体がこういう風に利用してるわけではなく、他の団体も同じ様に軽音合宿としてこのホテルを利用してる。

 

 

つまり夏場、スキー場ホテルが軽音部をターゲットにすることは一つのビジネスとして確立しているのだ

  

まとめ

 

あくまで僕が行ったホテルに言える話だが、夏場スキー場ホテルは軽音部合宿向けにスタジオを提供している。

 

このようなことを行える理由としては

 

①スタジオを作る敷地が確保出来るということ。

 

②近隣に建物がないので防音設備を徹底する必要がないということ。

 

③ホテルの宿泊施設を利用して長期間滞在してもらうことができるということ。

 

  • 以上の三点といったところか。

 

 

ちなみにこんなホテル軽音合宿以外で泊まろうとは思わない。というかこんな山奥来ねぇわ。

 

 

 

何故ホテルにスタジオを作ろうと思ったのかは疑問であるが夏場の集客の手段として空いたスペースをこのように使うことは実にクレバーな戦略ではないだろうか。

 

廃校になった教育施設の再利用が近年話題となっているがそういったものを彷彿とさせる。

 

 

 

といった感じでいつになくニッチな記事を書いてしまったが少しでもこの記事が誰かの知的好奇心を満たすことが出来たなら幸いだ。